西武池袋本店の土地など売却 - ライブドアニュース
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当時勤めていた会社の関係もあって、池袋は「東口派」です。1人の頃の行動範囲はパチンコ屋に立ち食い蕎麦屋に電気屋にサウナとか?お里が知れますね(笑)
後の奥さんと付き合い始めてSEIBUデビューしました。
「おかいもの♫ おかいもの🎵」この名曲(笑)ご存知ですか?
お気に入りは食器売り場で、WEDGWOODの淡いブルーのカップやソーサーは今でもアガリます。遠巻きにバカラのグラスを眺めるのも楽しかったなあ。小腹が減ったら千疋屋。季節のフルーツパフェに惹かれながらも、ここではアフタヌーンティーセットが定番です。私がアメリカンショートケーキという異次元のデザートを知ったのもこのお店でした。
家族になり子供も産まれて利用するフロアはまた変わりましたが、池袋SEIBUには楽しい想い出しかありません。妻が亡くなった今となっては生前の姿を偲ぶ場所でもあります。
そんな池袋SEIBUが消えようとしている。百貨店不況の時代とはいえ、俄には受け入れがたい気持ちです。羨望の眼差しで眺めたバカラやペルシャ絨毯以上のものが家電量販店にあるとは到底思えません。百貨店には100年使える商品がありますが、高機能な電化製品も数年経てば型落ちのガラクタです。5年後には誰も見向きもしないスマホや掃除機や炊飯器と一生モノの家財道具や小物たち。どちらに本当の「価値」があるのかは明白でしょう。