都合の良い嘘八百を並べ立てて他国に軍隊で押し入り、軍隊ばかりか一般市民まで攻撃し、人道回廊を作ると言えば自国へ誘導するルートだし、停戦交渉でも自国都合だけを押し出してウクライナの要求には聞く耳を持たない。お前らは言うことを聞いていればいいんだと、経済制裁も各国の非難声明も関係ない。非人道的なこと、残虐なことばかりをわざと選んで実行しているようにすら見える。国内では「ウクライナは我が国」などと楽しげに歌い踊る人がいる。この映像を見て背筋がゾッとしない人は今すぐ病院に行った方がいい。
その昔、いやちょっと前に、やはり他国に軍隊を送り、戦線を拡大し、やがては傀儡国家まで作ってしまった国がある。戦死した英霊に申し訳が立たないという無責任な理由で、占領した領土を決して諦めなかった国。経済制裁を受けて困窮した挙句「乾坤一擲の大勝負」などと麗しい言いまわしで戦争を始めた結果、230万の国民を失った国。
反省することも大事だけど、ここは違う考え方をしてみよう。今のロシアの心境を一番理解する可能性があるのはこの国かも知れない。あの時、どうすれば日本は戦争を回避したのか、それを解き明かせば今のロシアを止める手がかりになるんじゃないだろうか。
それにはまず、溥儀には溥儀の夢があったとか、あの時は撃って出るしかなかったとか、インドやビルマを我々が解放したのだとか、日本も都合の良い言い回しをやめないとね(笑)